スマホ問題を真剣に考える


スマホが普及するようになり、ここ数年でスマホやタブレットを使い始める学年が下がってきています。睡眠不足になっていたり、勉強中もスマホが気になって落ち着かないといったことはありませんか?朝なかなか起きられない、昼間も眠い、なぜか夜になると目が覚める。といった昼夜逆転をしている人はスマホが原因かもしれません。

段階を踏んで考えることが苦手になっている生徒が増えているように思います。
何か調べたいことがあるとき、スマホやタブレットを活用すればすぐに解決します。すぐに解決することに慣れてしまうと、難しい問題に出会ったときすぐに「分からない」と結論を出し、じっくり考えることができないのです。
 

人間は寝る直前に見たり聞いたりしたことを、寝ている間に脳に定着させるというすばらしい機能を持っています。
例えばyoutubeを見ていて、眠くなったから寝る。友達とラインをしてから寝る。ゲームに集中してから寝る。
すると、youtube、ライン、ゲームの内容が寝ている間に脳に定着してしまいます。
であれば、この機能を勉強に活かすことを真剣に考えるべきです。
寝る直前に英単語や年号の暗記をすれば、効率よく定着させることができます。
寝る直前のスマホやタブレットは危険です。自覚のない慢性的な寝不足になっている可能性もあります。21時以降のスマホはお勧めしません。

スマホやタブレットを全否定しているわけではありません。勉強に必要になることもあるだろうし、息抜きも必要です。
そこで、テレビを見ながらスマホを触ったり、食事中にスマホ、勉強中もスマホ。まずはこれをやめてみましょう。複数のことの同時進行は全てが中途半端になってしまいます。
勉強するときは、スマホから離れて集中する。当たり前のことですが、これを確実に行ってもらいたいです。

特に受験生は勉強に集中してもらうため、一定の期間預かることがあります。(家に持ち帰ることもできません)
しばらく落ち着かないのですが、数日で慣れます。そして、ほぼ全員が同じことを口にします。
・しばらく不安があったが、数日で慣れた。
・ぐっすり眠れるようになった。
・学校や塾で眠くならなくなった。
・休み時間に頭の中で復習をするようになった。
よいことばかりですね。
スマホが近くにあると、集中力がなくなります。
模擬試験や定期テストでも集中できずにひどい点数を取ることがあります。

生徒の将来のことをしっかりと考え、スマホ依存や依存手前の状態の生徒を正しい生活習慣に導くことを真剣に取り組んでいきます。そのためにスマホの正しい使い方や、やってはいけないことをしっかりと伝えていきます。またその際、保護者様の協力も必要になることがあると思いますのでよろしくお願いいたします。生徒一人ひとりが本来持っている力を最大限発揮できるように、勉強だけでなく生活習慣についてもサポートしていきます。